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冷えは万病のもと
女性を中心に冷え性を自覚している方は多いのではないでしょうか?
足先や手先が冷えるなど、身体の末端を中心に冷えることが多いようです。
冷えは単純に辛いというのもありますが、冷えやすい身体は代謝が下がっていたり、免疫力が下がっていて病気になりやかったりと様々な弊害がありますので、原因と対策を知って冷えを克服しましょう。
冷え性の原因
原因①体内で熱が作れない
人の身体は蓄えられているエネルギーを消費することで熱を生み出します。このことを代謝と言いますが、この代謝の大部分は筋肉によるものです。つまり、筋肉が少ないと代謝が下がり、熱が生み出されなくなります。
男性よりも女性の方が冷えやすいのは女性の方が筋肉が少ないからです。
また、代謝が低いと食べたものが燃焼されにくいので太りやすくなります。つまり、冷えやすい人は太りやすい身体になっている可能性があります。
原因②作られた熱が全身に届かない

作られた熱は血液に乗って全身に運ばれます。血液循環が悪くなると熱が運ばれなくなるので身体の冷えを感じます。
自律神経の乱れは血液循環の乱れを引き起こします。
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また、筋肉が少なかったり、日々の運動量が少ないことも血液循環を悪くする原因になります。
原因③体内の熱が逃げやすい
ダイエットなどで「1日2リットルの水分を補給しましょう」と言われたりしますが、これは汗をかいたり排尿したりして水分をちゃんと排出している場合でないと逆効果になります。
血流が悪く体が冷えている方は汗をかかず、水分が十分に排出されないので身体に不要な水分がたまり、身体が冷えます。
また、皮下脂肪が多い人も冷えやすい(温まりにくい)です。脂肪には断熱効果があります。しかし、筋肉とは異なり脂肪には血管がほとんどないので、熱が加わってもその熱が全身に伝わりにくいのです。
冷え性の改善方法
改善方法①適度な運動をして筋肉をつける
筋肉がつけば自然と代謝が上がり、熱を生み出してくれます。また、身体を動かし筋肉を使うことで作り出した熱を全身に運んでくれるので、冷えの改善には身体を動かすことが第1です。
すぐに筋肉をつけるのは大変そう…という方はまずふくらはぎの筋肉を使う運動をしましょう。
血液は心臓から送り出されて全身を巡りますが、手先や足先などの末端まで行くとどうしてもその力が弱くなってしまいがちです。そこで、末端から血液を流す役割をしているのがふくらはぎの筋肉で、第2の心臓とも言われています。

立っているときに少し爪先立ちを繰り返すだけでも血液循環の促進に役立つので、ぜひ試してみてください。
改善方法②シャワーではなくお風呂に入る
シャワーだけですませてしまうと身体が温まりません。お湯につかることで全身の血行がよくなり、新陳代謝を促進して体温を上げることにつながります。
特に普段あまり運動をしていない筋肉の少ない方は自分の力で熱を生み出したり、全身に運ぶ力が弱いので積極的にお風呂に入るようにしましょう。
改善策③温かいものを食べる
冬だけでなく、夏でも冷え性に悩まされている方は少なくありません。このような方は、食べるものを注意してみましょう。
冷たいものばかり食べたり飲んだりしていると内臓が冷え、身体の芯から冷えた状態になります。また、温度だけでなく辛いものなどの刺激物も身体を冷やします。(辛いものは熱を逃がす働きをしているので、食べたときは汗をかくくらい暑くなりますが、その後身体が冷えます)
どうしても冷たいものをとりたい時はその後に白湯を飲むなどして内臓の冷えを防ぐように心がけましょう。