
身体に余分な脂肪がつき、ダイエットをしようと思った時にはまず自分がどのような太り方をしているのかを見極めましょう。自分のタイプが分かれば理想の身体まで最短距離で近づける可能性がグッと高まります。
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3つの肥満タイプ
太り方のタイプは大きく分けて3つあります。ポイントは脂肪がどのくらい溜まっているかとどこに溜まっているか。体脂肪の2大集積地は、皮下に広がる皮下脂肪と、お腹の奥にある内臓に溜まる内臓脂肪です。皮下脂肪の溜まりすぎで太っているのが皮下脂肪型、内臓脂肪の溜まりすぎで太っているのが内臓脂肪型の肥満になります。
①洋ナシ型(皮下脂肪型肥満)

下腹やお尻や太腿に多くの体脂肪がつき、まるで洋ナシのようなフォルムをしているのが洋ナシ型(皮下脂肪型肥満)です。
BMIや体脂肪率が肥満レベルなのに、お腹はそれほど出ていないのですが、お腹の代わりに下腹から下に体脂肪が集まり、下半身太りに陥っている状態です。
女性ホルモンは皮下脂肪を溜めやすいので女性に多いのが特徴です。
洋ナシ型(皮下脂肪型肥満)の特徴
- BMI25以上
- 体脂肪質が男性で25%以上、女性で30%以上
- 腹囲が男性85cm未満、女性90cm未満
- 下腹、お尻、太ももが太い
②リンゴ型(内臓脂肪型肥満)

内臓脂肪型は内臓脂肪でお腹が出ている、いわゆるビールっ腹の状態です。
皮下脂肪型よりも健康リスクが高いメタボ予備群。男性に多いが、女性は45〜55歳の間に閉経すると女性ホルモンの分泌がガクンと減り、皮下脂肪型から内臓脂肪型へスイッチしやすくなるので注意が必要です。
リンゴ型(内臓脂肪型肥満)の特徴
- BMI25以上
- 体脂肪率が男性で25%以上、女性で30%以上
- 腹囲が男性85%以上、女性90cm以上
- お腹がぽっこり出ている
③バナナ型(隠れ肥満)

主に男性に多く、隠れ肥満(内臓脂肪型肥満予備群)というのもあります。BMIでも体脂肪率でも肥満ではないのに、何らかの原因で内臓脂肪を溜めやすく、お腹全体がバナナを思わせる緩やかな曲線を描くパターンです。全体的にはそれほど太っている感じではないけどお腹がぽこっと出ている方、要注意です。
バナナ型の特徴
- BMI25未満
- 体脂肪率が男性で25%未満、女性で30%未満
- 腹囲が男性85cm未満、女性90cm未満
- お腹がぽっこり出ている
“あなたはどのタイプ?ダイエットを始める前に自分のタイプを見極めよう” への5件のフィードバック